
IT企業SAF Tehnika、欧州での売上が11%の増加(ラトビア)
投稿日時 2007-7-20 2:02:00 | トピック: Baltic State
| ラトビアの最大手IT企業であるSAF Tehnikaが06年/07年度分の決算を発表し、売上高が1350万ラトとなったことが明らかになった。
同社は、開発が遅れてたため受注した案件の処理が今期に間に合わなかったことを踏まえ、今期の決算には落胆しているとコメントしている。
同社では、世界62カ国に製品を販売しており、欧州では06年に始めたSAF SDHの販売が11%増加し、CISでも携帯電話市場が急速に拡大していることから売上が41%も増加している。
しかしながら、アジアでの売上は19%の減少となり、特にインドから受注した案件の処理が遅れたことで、業績全体を圧迫させてしまった。ただし、同案件は、この7月から徐々に発送を始めており、問題は解消されつつある。
売上が最大の減少を記録した地域は南アメリカで、特にコロンビアでの需要が急速に減ったことが影響し、その他にもブラジル政府による国内企業の保護政策から、新規受注が伸び悩んでしまった。
一方で最大の伸びをアフリカで記録し、この1年で63%の増加を記録した。
今年度の決算で収益が減少した背景は、第4四半期に発送する計画であった大型案件が遅れたことが足を引いた結果となった。SAF Tehnikaではコストカットを始めており、今後徐々にその効果が見え始めると見られている。
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