
ソフトランディング開始か(エストニア)
投稿日時 2007-7-27 2:04:00 | トピック: Baltic State
| ハンサバンクの市場レポートによると、エストニアとラトビア経済がソフトランディングを始めていることを示唆している。
リトアニア経済は、同レポートでは、今年も引き続き順調に拡大すると分析されている。バルト3国の最大の問題は、急速に広がる消費欲で人材不足と高騰する賃金、ローンの急増などである。
これらの問題により物価は上がり、海外貿易での赤字は急速に悪化し、これらが企業の競争力を削ぐ結果となっている。
また、3国政府の予算政策が消費を助長させる結果を招いたと同レポートは指摘する。
ラトビア経済はこの第1四半期に11.2%、そしてエストニアでは9.8%の成長となり、リトアニアでも8.3%と高い経済成長を続けている。
ラトビアのインフレ率は8.9%を記録し、エストニア6%、リトアニア5%などと3国とも第1四半期は相変わらず高いインフレ率となっている。
経常赤字もラトビアではGDPの23.7%、エストニア17.1%、リトアニア12.2%をそれぞれ記録し、財政の健全化が問われている。
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