マンション価格動向(ラトビア)

投稿日時 2007-9-12 2:03:00 | トピック: Baltic State

不動産会社Ober Hausによると、8月の新築マンションの平均価格に大きな変化はないようだが、購入需要は減少しているようだ。

新規マンション建築計画20件を元に同社が調査を行ったという。20件の詳細は、11件がリガ、8件がリガ区、1件がOgreとなっている。

同社によると、現在、マンションの購入計画をしていた投資家等は特に1年前から2年前に建設計画段階で購入を決めた者が多く、銀行によるローン申請を却下されるパターンが増えているという。

ローンの取得が出来なくなった投資家等は、購入予約時点に10〜15%の手付金を入れているが、マンション購入資金の手配が出来ないことで手付金丸丸が戻ってこないといった問題が出始めている。

これらの購入者では、マンションが完工する前にマンションを転売するしか手付金を取り戻す手段はないが、急いで転売するには損失覚悟で値下げして売りに出すものも多いが、不動産開発業者自身が値下げしない為、一方的に購入者だけが損失を被るといった状況に置かれている。

建設業者等も建設費の借入れを却下されることも増えており、今後不動産業界では冬の時代が到来することを懸念する声が挙がっている。


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