
通貨切り下げをターゲットに投機家クローンを照準?!(エストニア)
投稿日時 2007-11-13 2:03:00 | トピック: Baltic State
| フィンランドの経済紙Kauppalehtiがエストニアの通貨クローンが1992年以来の危機的な状況に置かれていると指摘している。
同紙によると、クローンは、現在、通貨投機家のターゲットになっているという。通貨投機家等は、クローンの切り下げを狙って集中的な圧力をかけ続けている。
北欧の大手銀行NordeaのJussi Lahti氏によると、ユーロとペッグされているクローンは、今の所ペッグ解除となる危機を感じるような状況
にはないが、市場でのクローンへの信任が悪化していることから、ペッグを維持できなくなるのではと疑問符をつける投資家が増えているのが実状だ。
クローン売りが急増している背景は、米ゴールドマンサックスが先週発表したバルト経済の見通しで、内容が悲観的であったことが影響していると見られている。
ただし、ペッグ制を解除するとなると、ユーロの通貨導入はなくなり、それどころか国内経済に大きな問題を起因させることになり、ペッグ解除は有り得ないというのが大方の見方となっている。
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