政財界の癒着か?(エストニア)

投稿日時 2007-12-7 2:04:00 | トピック: Baltic State

著名政治家Kalev Kangur氏とVillu Reiljan氏の2人が建設最大手メルコ(Merko)の大株主Toomas Annus氏の為に秘密裏に色々と便宜を図っていたのではと嫌疑がかかっている。

週刊誌Eesti Ekspressでは、エストニアの公安が両氏に嫌疑を持っており、メルコの為に秘密裏に便宜を図っていた可能性があると調査を始めていると報じている。

公安によると、Annus氏が2000年に秘密裏にKangur氏(元エストニア不動産委員会代表)を雇い、その後、元環境問題大臣を務めたVillu Reiljan氏(民族同盟党首)も雇い入れている。当時のReiljan氏の職務はKangur氏を監督する業務で、環境問題省が監督官庁となっていた。

Kangur氏は、07年に公安に一度逮捕拘束された後、釈放されており、 Reiljan氏も公安に任意尋問されていた。

公安では、両者はメルコが事業メリットを最大限に享受できるように協力してきたとして背任容疑をかけており、メルコを国内最大の建築会社に育て上げることが目的だったと見ている。

検察では、Reiljan氏とKangur氏の両者が取得困難な希少価値の高い物件の取得などで利益を得ていたと疑っている。



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