この夏は酒造は頭を抱えるばかりに(ラトビア)

投稿日時 2008-5-8 2:00:00 | トピック: Baltic State

バルティックタイムズ(Baltic Times)によると、暖かな季節の到来も穀物価格の高騰によりバルト3国のビール市場もおちおち出来ないという。

材料費の高騰により、酒造各社では商品価格を30%近く値上げすることを表明している。

酒造にとっては長く暖かい天候の夏が続くことが毎年期待されている。今年はその傾向が強いがビール価格の高騰が顧客離れを起すことが懸念される。

ビールを製造するモルトやホップといった材料が高騰し過ぎると酒造だけの能力で負担を被るわけには行かず、消費者に負担の一部を担って貰うしかないのが実状だ。

ラトビア酒造組合のPeteris Linins代表によると、ラトビアの中小酒造では高騰する材料費に損失が拡大しており、メーカーの存続の問題にもなりかねないと懸念している。

モルトやホップの値段は、この1年で実に3倍にもなっており、同様に人件費、光熱費の値上がりが追い討ちをかける形になっている。


バルトジャーナルにて更に多くのニュース記事をよむことができます
http://www.cpgbaltics.com

このニュース記事が掲載されているURL:
http://www.cpgbaltics.com/article.php?storyid=3132