ツアー会社、価格競争で存続の危機(エストニア)

投稿日時 2008-6-6 2:02:00 | トピック: Baltic State

地元紙アリパエブによると、価格競争が激化する旅行業界で、中小のツアー会社の多くが看板を下ろすことになるという。

中小の旅行会社が続々と廃業する中、旅行に出かけようとする消費者等は両行代金が値下げされたことから、同額でより長く現地滞在できるようになっている。

Domina TravelのUlvi Tüllinen氏によると、5000クローン(約5万2500円)の予算があれば、トルコかギリシャへ10日間の旅行に行くことができ、もし国内旅行で同じ額を投じてもスパで著名なサーレマで過ごすよりも安く付くという。

同社では、より価格が下がってこれば隣国の人たちもエストニアに来てツアー参加するようなことも起るとして新たな市場の開拓に繋がる可能性も予見されている。

最近、最も熾烈な顧客奪い合いを行っていると見られるのが露系のTEZ Tourとリトアニア系のNovatoursで、今冬にエストニア進出を果たしたTEZ TourがNovatoursの市場シェアを奪うのに必死になっている。

TEZ Tourは18カ国で事業を運営しているが、昨年の売上高は1100万クローン(約1億1550万円円)に過ぎない一方で、 Novatoursはバルト3国のみの事業運営ではあるが、売上高は16億クローン(約168億円)に達している。


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