SMSローン業界に業界再編の波?!(エストニア)

投稿日時 2008-6-27 2:00:00 | トピック: Baltic State

Finance MGMT傘下のSMSローンシェア10%を誇るSMS Laenが中堅銀行であるKrediidipankに売却されることが明らかになった。

SMS LaenのAaro Soosaar役員は、Finance MGMTのオーナーAivar Riimets氏の他にも新たな投資家を必要としていることを認めている。

経済ニュースBBNによると、同業のCreditmarketでは、事業を廃業とし、市場から撤退することを決めたという。

同社のKari Kadak執行役は、廃業の理由を政府が施行した資金洗浄取締法により、顧客ニーズに答えられないとして廃業せざる得ないと廃業の理由を説明している。

同法に違反した場合には、最大50万クローン(約542万5000円)の罰則が課されることになっている。

しかしながら、業界再編の背景には、既にSMS事業者等は昨年だけでも多額の利益を生んでおり、短期ビジネスであったとの認識もあったとされ、社会的な問題と化したSMSローン問題がいつまでも続くとは考えられていないことで今回、廃業や事業売却などが始まったとの声が聞かれる。

実際に、OÜ SMS Laenの主要株主Talis Toompere氏は、昨年1000万クローン(1億850万円)の配当を受けており、暴利を得たのではとの声で凶弾されるのも致し方ないとも見られている。


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