少数株主は蚊帳の外?!(エストニア)

投稿日時 2008-7-11 2:02:00 | トピック: Baltic State

主にロシア向けにシートベルトを製造するNormaが同社の少数株主の利益を阻害し、スウェーデンの大株主等だけが利益を享受していると地元紙Eesti Ekspressが報じている。

多くの企業がこの経済環境下、資金不足に陥っている最中も同社は何処吹く風と十二分に溜め込んだ現金をそのまま銀行に預け続けている。

同社では、事業拡大の仕草も見せず、ただ預貯金として銀行に預けている。

大株主のAutolivでは、Normaが稼ぎ出した利益をこの4年近くあたかも同社の傘下銀行のように資金の借入先のような扱いを続けている。一方でNormaの少数株主らは一切の配当を受けることもなく、株主利益を阻害され続けてきた。

少数株主らは、Autolivの振る舞いに苛立ちを見せており、今春、Normaに対し株式の買い戻し提案と配当を出すことを求めた。

しかしながら、Autolivでは、それらの株主提案を全て却下しており、大株主と少数株主の間で明らかに諍いが生じ始めている。


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