
零細銀行でも十分な資本あり!(エストニア)
投稿日時 2008-10-23 2:01:00 | トピック: Baltic State
| 経済ニュースBBNによると、エストニアの零細銀行でも十分この経済不況を乗り越えられるだけの資本を持ち合わせているという。
零細銀行とされるMarfin pank、Krediidipank、Tallinna Äripankの3行は、この経済環境下、確かにローンの焦げ付きなどは増えていることを認めてはいるが、十分それに耐えうるだけの資本を持っているという。
ただし、各行とも事業形態が違っており、Marfin pankとKrediidipankはエストニアでは子会社という扱いで、親会社の財務環境に大きく左右されることになる。
Tallinna Äripank(Tallinn Business Bank)は、事業規模は個人向けの日常銀行業務に特化していることもあり、あまりバランスシートが傷ついていないという。
ギリシャ人オーナーのMarfin pankでは、この上半期だけでも融資の焦げ付きで800万クローン(約6560万円)の損失を計上しており、今後も焦げ付きが拡大すれば経営に影響が出てくることになる。
実際、同社では12人の顧客に融資した総額が総融資額の半分強を占めており、債権バランスが極めて安定していない。
ただし、金融当局によると、同行のソルベンシーは例え現在の焦げ付き水準が4倍にまで拡がっても同行には十分な資本があると太鼓判を押している。
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