不動産ブームに沸くアラブ首長国連邦!
石油収入で懐が厚くなって皆が豊かな暮らしが出来ているかというとそれはそれで若干のイメージの相違がある。
好景気に沸くUAEでも物価の高騰は凄まじく、去年は何と11.1%というインフレ率を記録した。
消費者物価指数の詳細を見ると、昨年最も価格上昇を記録したのは住宅部門である。
同部門の値上がりは何と17.5%を記録し、サービスなどの16.8%を上回る高騰振りとなっている。
消費者物価指数に占める家賃や住宅関連商品の割合は、実に36%を占めており、その結果、家賃などが高くなれば、その分、物価も上がってしまう事になる。
この数年、住宅価格はもの凄い高騰を記録しているドバイでは、家賃価格にも大きくその影響が出始めており、価格高騰分が家賃に転化され始めている。
高騰のあまりそろそろバブル崩壊?も近いと語られるドバイだが、この夏も値下がり傾向はまだ見られないという。
そして強気の不動産アナリスト等はこの夏更に10%の値上がりが期待できると述べている。
ただし、世界的な金融不安と高インフレへの懸念から売買そのものの件数は大きく落ちてきており、やはりトレンドの変化は間近という声が大きくなってきている。 |