タリン証券取引所は9日も寄付きから株価は下落して始まった。寄り付き直後から8日から続くパニック売りがあり、Tallinna Vesi、Eesti Ehitus、Merko Ehitusなどで大きく株価を落とした。
Tallinna Vesiは取引開始直後から株価は急落し暴落率は14.7%に達し、最安値は1株244.4クローン(15.62ユーロ)で取引された。次いでEesti Ehitusは10%下がった179.94クローン(11.5ユーロ)をつけ、Merko Ehitusも9.7%下落した344.23クローンで一時期取引された。
寄り付き後1時間ほどで売り一辺倒の流れは落ち着きを見せ始め、下落幅は縮小した。
午後に入り、株価は一気に上昇余力を高め大半の株で値上がり始め、一時期Harju Elekterでは前日比7%上昇し、その他でもEesti Ehitus、Kalev、Merko Ehitus、Saku、Starman、Tallink、Tallinna Kaubamajaなどで大量の買いが入った。
9日は最終的に午前中に連日の下落を記録し、後場から押し目買いが入った結果、最後には上げ基調に変化して終えている。終値ベースでは、Eesti Ehitusが6.33%上昇し、この日の最大の値上がりを記録した。
一方で9日の最大の値下がりを記録したのはTallinkで1.95%下げた22.63クローンで取引を終えた。