Baltic State : 若年層は老後資金に興味なし(リトアニア)
リトアニアの大手銀行の世帯向け融資アナリストが国内の若年層はもっと老後の資金を今から真剣に考えておくべきだとして、貯金や投資を考えることの重要性を訴えている。
SEB Vilniaus BankasのアナリストJulita Varanauskiene女史は、現在の若者は今の事しか考えておらず、将来に起こりえる生活資金の不足を真剣に考えるべきだと示唆している。
現在、リトアニアの平均的年金額は、平均給与の実に40%に過ぎない状態にある。
SEB Vilniaus Bankasによると、2006年度に各世帯の預貯金及び投資額は1年で20%の増加となったが、まだまだ老後生活に十分な金額を蓄えるには程遠い水準にある。
同行の投資マネジャーは、現在生じた株価下落パニックで投資活動を危惧するのではなく、年金基金も長期投資であることから株価がいつも上下に反復しながら値上がりしていくことを理解すべきだと説いている。