Baltic State : 銀行大手Nordea、ラトビア経済を警鐘(ラトビア)
大手金融機関のNordeaがバルト3国経済見通しを示し、ラトビア経済に警鐘を鳴らしている。
同行のRoger Wessmanアナリストは、ラトビアを取り巻く経済環境を危惧し、直ぐにでも行動を起さない限り問題が危機的状態に陥ると懸念を表明している。
同氏はラトビア政府が実行した経済冷却政策が上手く稼動していないと判断を下しているという。
同氏の分析では、バルト3国各国は、現在も短期借入れを増やしており、そのリスクはラトビアが最も高いとラトビアの経済環境が危険域に突入していることを示唆している。
今後の見通しについては、今年、来年にかけてラトビア経済は徐々に減速し、安定化し始めるだろうと分析するが、その場合もバルト3国全域で借り入れブームが落ち着くことが条件になると指摘している。