Baltic State : アメックス、自口座が勝手に閉鎖されたと複数の銀行にクレーム(ラトビア)
アメリカンエクスプレス(American Express)がラトビアの複数銀行から自行の口座が勝手に閉鎖されたと訴えている。
アメックスバンク(American Express Bank)によると、口座を開設している8行の内の6行でコレスポンディング口座が理由もなく閉鎖されたという。
口座を閉めた銀行は、大手のパレックスバンク(Parex Banka)の他、Norvik Banka、Aizkraukles Banka、Baltic Trust Bank、Baltikums Banka、Rietumu Bankaの6行。
アメックスバンクでは、今回の一方的な口座閉鎖理由を各行に求めるつもりはなく、今の所、ラトビアでの事業に支障はなく、何も特別なコメントを出さない姿勢を貫いている。
今回の騒動にラトビア政府も不快を露わにしており、財務省や金融資本市場委員会に原因の究明を求めている。ラトビアとしては、折角アメリカとの間で関係改善に力を入れてきたのにかかわらず、ラトビアのイメージを壊す様な事がなぜ起こったのか理解しがたいというのが政府の立場のようである。
しかしながら、銀行業界では、アメリカ企業の事業姿勢に問題があるとの声が上がっており、実際はもっと根深い問題があると指摘されている。
一部では、アメックスがラトビアでの事業を他行へ売却することを企画していることが原因だとの噂も実際には出ている。