Baltic State : 汚金、ラトビアからエストニアへ(エストニア)
過去2〜3年の間に、数十億クローンにも及ぶ疑惑が疑われる資金が大量にラトビアからエストニアへ流入しているという。
地元紙アリパエブによると、エストニアの非居住者預貯金は急激に増加した一方で、ラトビアでは急速に減少している。疑惑資金は実に数十億クローンを下らないという。
2004年末にラトビアの23銀行では600億クローンを上回る非居住者預金が存在した。この金額は、ラトビアの銀行資産の実に半数を超える金額に相当する。
この数年、アメリカ政府からラトビアの銀行は名指しで資金洗浄疑惑の資金の存在が指摘されてきたが、その間、約50億クローン近くが海外へ送金されている。
今年年初の時点で、エストニアの銀行に預けられている非居住者預金は193億クローンに上り、04年度の62億クローンから3倍以上になっている。