Baltic State : インフレ対策、未だ明確な結果を残せず(ラトビア)
金融アナリスト等がラトビア政府が施行したインフレ対策が上手く機能しておらず、ほぼ全ての産業で価格が上昇し続けていると指摘している。
経済省では今年のインフレ率が8%になると予測するが、この数字は最近7年間でも最高水準にある。
SEB Unibankaの金融アナリストAndris Vilks氏は、インフレ対策は期待を大きく下回る結果になっており、物価はどの産業でも上昇していると指摘する。
インフレ率は、食料品価格の上昇が止められない限り下降は望み薄で、且つエネルギーセクターでも価格が欧州平均まで値上がりが続くのであれば、物価上昇は完全に管理が効かなくなると懸念されている。
商品価格は、ラトビアは隣国の水準を上回りつつあると見られるが、強いてエストニア、リトアニアと比較するとすれば、ラトビアの市場は競争がそれほど厳しくはなく、流動性のある資金が市場の顕在することだとの声も上がっている。