Baltic State : 焦って不動産を売り急ぐと損するよ!(エストニア)
不動産大手ERI KinnisvaraのAndrus Viks氏が不動産を売りに出すのであれば、急がず、最適な時を待つことを薦めると示唆している。
Viks氏によると、不動産市場は格安な価格で売りに出される物件が出始めているが、売り手はパニック売りをせず、長期投資と踏まえ、ゆっくりと不動産の売却を行うことを薦めている。
不動産業界では、タリン郊外で4軒、5軒もマンションを購入した投資家等が値上がり分を上乗せして売却したがっているが、現状ではその環境になく苦しんでいるように見える。
Viks氏は、現在の不動産市場は、1997年当時の証券市場の暴落時の不動産市場に似ており、売却するのに数週間で済んだ去年と今年では大きな違いが見て取れると述べている。
また、世界規模で大手となる不動産会社Colliers InternationalのArdi Roosimaa氏は、エストニアの不動産市場は正に2003年頃に類似し、市場は静まり、売買は冷却化しているが、不動産市場を揺るがす不安要素は減少し、不動産価格は今後も安定することになるだろうと予測している。