Baltic State : おとぎ話は過去の話(エストニア)
エストニア最大の不動産会社の1つであるPindi KinnisvaraのPeep Sooman代表がエストニア不動産市場のおとぎ話はもう過去のお話と日刊紙アリパエブとのインタビューで語った。
同氏は、国内の不動産市場はこれまでのように勢い良く価格が上昇するという時は去り、経済の一般常識通り、今後は下落しつつも正常化していくと示唆している。
同氏によると、不動産市場は、今、正に苦難のときに直面しており、ユーロ建て金利は以前の2%から今では4.7%まで上昇している。これまでの低金利により、消費者の購買力は30%近い伸びを続けてきた。しかしながら、もし今日借入れ期間30年もののローンで100万クローン(約1000万円)を借り入れたら、月に5500クローンの支払いが必要となり、この支払額から換算すると、2年前では140万クローン借り入れる事が出来た勘定となる。
Sooman氏の見通しでは、現在の不動産市場は底にあるが、売り手市場のおとぎ話も終わりを告げているという。同氏によると、今後は、購入者の希望に沿った不動産の購入がますます容易になる事になる。