Baltic State : 供給が需要を上回る状態が今後も継続(エストニア)
不動産会社Ober-Hausによると、今後もタリンでの不動産需給は、供給が需要を暫くの間も上回る見通しだという。
同社によると、今後も暫くは新築、中古物件が市場に出回ることから販売期間は引き続き伸びていく方向にある。建設中の新築建設からの供給増とこの所の金利高、そしてローン取得が可能な市民等の減少により、暫くはこの状態は続くと見られている。
需要供給の崩壊で、不動産価格は下落気味となり、同時に販売期間もこれまで以上に時間がかかることになる。
ただし、タリン市内でも人気を集めるKentmanni、Kaupmehe、Rävala、Tuviなどの地域ではなかなか価格は下がっておらず、旧市街になると売り物が極端に少ないことから価格の値下がりは見られず、現在市場では1平米35000〜55000クロ−ンで取引され、高級物件では1平米10万クローンという値札がついている。