Baltic State : 経済成長の急ストップを予測(エストニア)
第2四半期の経済成長が著しく低下したことからデンマークの大手銀行エストニアの経済成長の鈍化を示唆している。
同行の市場調査部(Danske Markets)によると、07年度のエストニアのGDPは7.6%成長に留まり、08年以降は08年が4.5%、09年度が4.2%とこれまでの半分以下の経済成長しかしないと予測している。
同行では、インフレ率は依然大きな問題のままで08年度も高インフレの傾向は続くが、一方で国内消費は低下すると予測する。インフレ圧力は特に給与の上昇、エネルギー価格の高騰、食料品価格の上昇などが起因となるという。
同行試算では、07年度のインフレ率は6.5%が予測され、08年度は7.6%、09年度で漸く5.9%と6%を切る水準まで落ちてくる。