Baltic State : ビジネスマンよ、大志を抱け!(エストニア)
ハンサバンクのPriit Poldoja代表がエストニア人は世界的な視野をもつことが欠けており、より高い大志を抱くことが不可欠だと叱咤するコメントを地元紙アリパエブに寄稿した。
同代表は、エストニアは急速な経済成長を終えた今、新たな時代に突入しようとしていると語っている。もしバルト3国の市民等が新たな時代にも生き残りを望むのであれば、欧州でもやっていける競争力を見につける必要があるという。
10%を超える経済成長は今後は継続することはなく、徐々に落ち着いた経済成長に落ち着くことになる。ローン市場も劇的な変化に直面しており、消費動向も下火になりつつある。
同代表は、1998年の経済危機は、廉価な労働力と海外からの投資が流入したことで乗り切ることが出来た。企業はより収益性を帯び、北欧の金融機関らが提供した低金利なローンにより、有意義な経済成長を楽しむことが出来たのが実態であるとこの10年間を振り返っている。
エストニアが今後も世界で生き残っていくには、造船グループBLRT Groupがリトアニア、フィンランド、ノルウェーなどで競合の買収合併を成功させ、生地メーカーWendreがポーランドで工場買収をしたり、オリンピック・エンターテイメント社が東欧で最大のカジノグループになることを目指すことなどの世界市場を目指す大きな志がエストニアが将来発展していくことに不可欠な重要な要素であると同代表は言及する。