Baltic State : ラトビアは世界経済危機を最も受け易い脆弱性を抱えている(ラトビア)
欧州復興開発銀行(EBRD)がラトビアは世界でも最も世界の経済危機を受けやすい脆弱性を抱えていると指摘している。
この所の世界の経済危機懸念の影響を受け、中東欧の経済成長率は今年7%、そして08年度も6.1%と低く抑えられると見られている。中東欧ではラトビアが最も経済危機の影響を受け易いとEBRDが年間Transition Reportの中で警告している。
この夏の与信危機以降、借入コストの上昇がラトビア経済に上手く冷却化を呼込んでいるとEBRDでは分析している。
しかしながら、EBRDでは、借入コストの上昇や世界の資本市場からの借入が困窮している中、多くの国々でより過激な結末が起こりかねないと警告を発している。
EBRDの描くシナリオの中には、外国からの借入に依存する国々では予想を超える経済の停滞を招きかねないとし、特にバルト3国とカザフスタンを危惧しているという。