Baltic State : フィンランド、エストニアからの自律神経失調症薬の購入を禁止へ(エストニア)
フィンランドの政府機関がエストニアで薬物中毒患者らが自律神経失調症薬であるSubutexを気軽に購入できるような現状をやめさせたいとする主張を強めている。
フィンランドの社会問題及び健康省では、エストニアが12月21日にシェンゲン諸国に正式参加することにより、エストニアから不法にSubutexを輸入する危険が高まるとしてフィンランドへの持込を禁止することも思案しているとフィンランド紙STTが伝えている。
同省によると、現在、500〜600人の中毒者がエストニアで頻繁にSubutexを取得し帰国しているという。Subutexはエストニアで100クローン(約1050円)で手に入るが、一度フィンランドに入ると価格が770クローン(約8100円)にまで跳ね上がる。
エストニア政府は、フィンランド政府からの依頼を受けて04年、06年と同薬の販売を厳しく取り締まるようにしている。