Baltic State : 不動産大手、半年で株価価値が半分強にまで減少(エストニア)
大手不動産会社Arco Varaが株式公開後の半年間で実に16億クローンも企業価値を落としてしまった。同社のIPO時には最大36億クローン(約374億4000万円)の価値と評されたが、今日では20億クローン(約208億円)にまで減少させている。
12月14日の同社株の終値は1.38ユーロで、上場以来、最安値で取引を終えている。
先週、同社では経営陣の抜本的な見直しを行い、Viljar Arakas代表と兄弟且つ最高執行役会会長であるArti Arakas氏の2人が大株主との意見の相違を理由に同社を離れることを発表している。
同社の1−9月期の売上高は昨年同期比で77%増の6億8600万クローン(約71億3440万円)に達し、純利益も昨年同期から5倍増となる2億6400万クローン(約27億4560万円)を計上した。
同社によると、第3四半期のラトビア、エストニアの住宅販売はますます厳しさを増してきており、リトアニアについては、それほど市場は悪化していないという。