Baltic State : タリンク、第1四半期の黒字幅が昨年期比98%減に(エストニア)
エストニアの旅客船最大手タリンク・グループが第1四半期の黒字額が昨年同期の1億1400万クローン(約12億9300万円)から260万クローン(約2587万円)へと激減させた報告を行った。
タリン証券取引所に報告した四半期決算で、同グループの総収益は7460万クローン(約7億4227万円)減少した6億5000万クローン(約64億6750万円)であった。総売上高は、07年/08年第1四半期は29億クローン(約288億5500万円)であったが、昨年同期には297億クローン(約2955億1500万円)を計上していた。
同社では、今期の決算内容を新予約システム及び新チェックインシステムの導入の遅れが大きく影響したと説明している。
また、燃料費の高騰、金利負担などが収益を圧迫したという。今期と昨年同期を比較すると、燃料代は実に1億1000万クローン(約10億9500万円)増加しており、今期はその損失分をチケット代に転化する措置を既に講じている。