Baltic State : タリンク、独自のフェリーポート建設か?(エストニア)
ロシアからの運送事業が途絶えたことでタリン港湾では旅客船事業に期待を寄せる一方で、タリン港を所有する政府では、現在、タリンクが計画する隣接地での独自のフェリーポート建設計画案に冷や冷やしているという。
タリン港では所有するPaljassaare港の売却を計画しており、この売却先としてタリンクが最有力だと見られている。
地元紙Eesti Ekspressによると、タリンク最大の株主Ain Hanschmidt氏が経営するKS HoldingがPaljassaareでマンハッタン計画という名で大開発計画を練っている。
同計画では、港の大開発としてクルーズ船の停泊なども出来るようになるという。
もし大株主のAin Hanschmidt氏がPaljassaare港を買収すれば、タリンクとすればこれまで支払ってきた多大な港使用料を払わなくて済むことになり、経営としてはより安定することになる。
一方でタリンクがタリン港から離れでもしたら、タリン港として最大の収益源を無くすことになり、収益源を如何に補うかを模索することになる。