Baltic State : エストニア版、世紀の大離婚!?(エストニア)
エストニア最大企業の一つアルコバラ(Arco Vara)の創業者2人が袂を分かつことになった。
現在、如何に企業を2つに割るかが協議されていると地元紙アリパエブが伝えている。
アルコバラの大株主Arti Arakas氏とRichard Tomingas氏は、事業を割って、それぞれ独自路線を歩むことになる。分割案では、Tomingas氏は、シッピング事業を取得し、Arakas氏はいくつかの不動産事業を取得するという。
今後、Tomingas氏は2年前に4億1300万クローン(約42億9500万円)で買収したEuro Shippingを傘下に収めることになる。
一方のArakas氏は、今回の決定では金銭の移動はなく、Arakas氏自身は、Euro Houses Developmentを傘下に収めることで双方合意しているという。
Euro Houses社が所有するタリン市のパルディスキにある優良物件に関しては、2分することなっているが、サーレマ島のクレサーレにある高級ホテルEkesparre Hotelやオテパア自然公園の一部の土地などを継続所有する。
Arakas氏は、アルコバラ株2050万株を所有しており、時価価値は3億クローン(約31億2000万円)に上る。