Baltic State : ロシアのガス無しで1ヶ月も持たず(エストニア)
地元紙Päevalehtがもしロシアがエストニアへの天然ガスの供給を止めたら、エストニアは精々1ヶ月しか生き延びれないと伝えている。
欧州ではロシア産の天然ガスへの依存度が極めて高く、CIS諸国やトルコを含めると、この2年間にロシアはこれらの諸国へ計8280億立方メートルを輸出したという。
エストニアの経済問題通信省によると、2010年にはエストニアの天然ガス需要は10億9500万立方メートルに達する見込みであることを示唆しており、 Ell-Mari Koppel同相はガス供給法案の訂正に言及する発言も発している。
エストニアガスのSergei Zagrebailov氏は、エストニアではガス貯蔵に関しては不可能であり、個人へのガス供給は1ヶ月、そして企業へは停止せざる得なくなると状況の危機感を示唆している。
ロシアとの外交問題が改善出来ない現状を踏まえ、早急にもMuuga港やPaldiski港にガス輸入ターミナルを設け、中東やメキシコなどから天然ガス輸入が出来るように着手しておくことが、将来、エストニアがロシアのエネルギー戦略と対峙する唯一の手段であるとの論議が挙がっている。