Baltic State : 不動産大手の一角Pindi Kinnisvaraに脱税の嫌疑?(エストニア)
エストニアの不動産大手の1社であるPindi Kinnisvaraが不動産ブーム期間中でも経営陣や従業員への給与等の支払額総額が他社と比べて半分以下であったという。
経済ニュースBBNによると、経営陣では月に最大2万2000クローン(約22万8800円)の給与を得、従業員に至っては月に5000クローン(約5万2000円)しか所得が無かった。業界平均からしても半額以下と異常な低賃金振りが指摘されている。
業界大手のArco Varaの経営陣が06年に平均20万4000クローン(約212万1600円)、従業員平均でも1万1862クローン(約12万3365円)の給与があったことからも疑わしい低所得振りである。
不動産ブームの最中、住宅査定部部門長のMargus Pilv氏の給与証明書では最低賃金しか支払われていないが、会社へは28万5000クローン(約296万4000円)の請求書が振り出されている。
税務署では、異常な低賃金ぶりに何らかな隠し事があると見ており、調査を進めるという。