Baltic State : 原発閉鎖でGDPが3%もダウン?!(リトアニア)
米ブルームバーグによると、リトアニアで稼動する原子力発電所が09年に閉鎖した後には、GDPは3%低下することになると指摘されている。
リトアニア中央銀行のチーフアナリストRaimondas Kuodis氏は、原発の停止により、インフレは更に高まる可能性があると指摘する。
リトアニアでは、来年にもイグナリナ原発(Ignalina nuclear plant)を閉鎖することになっているが、Gediminas Kirkilas首相は、閉鎖後の経済への影響を踏まえ、EUへ閉鎖時期を2012年にまで延期できないかとの請願書を出している。
リトアニアでは、もし同原発が閉鎖されたとすれば、国内で必要とされるエネルギーの供給は完全にロシアに依存することになり、エネルギー独立というスタンスに立っても何としても何らかの処置が必要と見られている。