Baltic State : ユーロ導入は、ラトビアが2013年、リトアニアが2012年?!(ラトビア)
米ブルームバーグによると、ラトビアでは、物価指数の上昇が落ち着き、ユーロ導入の諸条件を満たすのは2013年になるとIlmars Rimsevics中央銀行総裁が示唆している。
Rimcevics総裁は、今年は国家予算の黒字化を計る為、より支出の削減が必要となると述べている。
5月のインフレ率が17.9%にまで上昇し、EU諸国中、最高の水準にまで達する中、経済成長率は07年第1四半期の10.2%から一気に3.3%まで下落している。
現在の物価高騰が続く間は、ユーロ導入時期は更に遅れることになる。
また、隣国リトアニアでもユーロ導入時期が遅れそうになっている。
Valdas Adamkus大統領は、ユーロ導入時期は2010年が希望だが、現状を踏まえると2012年が妥当だと示唆している。
マースリヒト条約に従うと、現状ではユーロ導入にはインフレ率を3.4%にまで落さないといけないが、リトアニアのインフレ率は8%と2倍以上の高さを推移している。