Baltic State : 通貨切下げか?ユーロ導入にはクローンとの交換比率引下げが必須(エストニア)
地元紙アリパエブによると、もしエストニアが本気でユーロの導入を考えるの出れば、近い将来エストニア・クローンとユーロの交換比率を引き下げ、通貨切下げが必須となるという。
通貨委員会では、クローンとユーロの固定交換比率はユーロ導入まで現在の比率が維持されると強調するが、中央銀行のLivia Kulm広報は、一旦エストニアがユーロ導入の条件をクリアしたら、欧州経済・財務相理事会(ECOFIN)は各国の実情を再調査することになると順調にユーロ導入が進むかは不確定要素が多々あることを示唆している。
同氏は、ECOFINは正当な交換率を見直す可能性があるが、今の所は、現在のルールに沿ってユーロ導入の可否が判断されると語っている。
エストニアでは、ユーロ導入がEU加盟に次ぐ最大の目標の一つとなっているが、現在の交換比率の高さから、高インフレに苦しむという現状に苦しんでいる。