Baltic State : 1年で市内マンション価格は20%の下落(エストニア)
地元紙アリパエブによると、この1年でタリンのマンション価格が20%以上も下落しているという。
不動産大手のUus Maaが行った市場調査で、この6月及び7月に5〜10%の価格の下落が見られたことが明らかになった。07年春からこれまでには軒並12%から22%の価格の下落が起こっている。
不動産売買件数はこのところ増加傾向にあるが、価格そのものは下落が続いており、今後も下落は続くと見られている。
最近、不動産を手放した人の多くが将来に期待できないとして、まだ買い手のいる今の内に売却してしまおうと考え、売却を決めたというのが最も多い。
不動産開発大手のアルコバラでは、住宅価格が下落している物件の多くは、タリン市から数十キロと遠く離れているものや周辺とのアクセスが悪かったり、所有者の懐が干上がってきているなどの理由を挙げられる。
この7ヶ月間でタリンでは4330件のマンション売買があったが、昨年同期比では35%も減少している。