Baltic State : Arco Vara創業者夫人にインサイダー疑惑!(エストニア)
不動産開発大手Arco Varaの創業メンバーであるHillar-Peeter Luitsalu氏のMaie Luitsalu夫人が株式購入禁止期間にもかかわらず同社株の買い増しを行っていた。
地元紙アリパエブによると、同社はタリン証券取引所に内容証明を8月29日にも提出すると通知しており、企業の内部情報を知り得る立場にある同夫人が同社の株式を買い増していたことがインサイダー取引だと見なされると示唆している。
同夫人は6月23日から8月30日の期間中、同社株の取得が禁止されている。
これまでに5回の株式の取引を行い、数千株を取得していた。
タリン証券取引所の規則では、違反行為に対し、1000クローン(約1万300円)から50万クローン(約503万円)の罰金が課されることになっている。
現在、同夫人は計5万6075株を所有しており、違反期間中の取得平均株価は8.92クローン(約92円)であった。
また、禁止期間中に取引した株式数は、7月21日に2200株、2006株、1026株、1268株の4回と7月23日の5000株の1回であった。
Maie Luitsalu夫人は、株式の買い増しを同様の規則があったことを知らなかったと違反行為に対し釈明している。