Baltic State : ホテル稼働率、危機的状況に!(エストニア)
ホテル滞在者数が増えてきてはいるが、ホテル数自体も大きく増えたことで条件の悪いホテルで特に稼働率が悪化しているという。
エストニア・ホテル・レストラン組合によると、ホテルの稼働率は大きく下落している。
地元紙Eesti Päevalehtが報じたところ、タリン市内のホテルの稼働率は初めて60%を割り、1年前の65%からを更に悪化した。
同組合のFeliks Mägus会長は、稼働率の低下は正にホテル数の過剰によるところが大きく、滞在者数が5%増えた一方でホテル数はこの1年で実に20%も増加している。
このままの稼働率の低さが続いてしまうと、低価格ホテルでは顧客を集めきれず、また、これ以上値下げの余地がないことから、経営に大きな問題を抱えかねないと懸念されている。