Baltic State : ローン金利上昇で負担増か?(エストニア)
エストニア銀行がこの所のリスクマージンの上昇を背景にローン金利を引き上げようとしている。
地元紙アリパエブによると、個人、法人を合算すると毎月ローンの返済額は約13億クローン(約130億円)に達しており、今後更に返済額が拡がることになるかもしれないという。
SEBでは、現在のリスクマージンは余りにも低すぎ、今後拡大するかもしれない負債増の懸念から金利を引き上げざる得ない状況だと状況を説明する。
既にユーロ建て商品では金利は十分上昇しており、ここで更にリスクマージンという理由で金利を上乗せされるとすれば、銀行から融資を受けている個人、法人共に返済に更に困窮することになりかねない。
SEBによると、リスクマージンはこれまで0.6%としてきたが、今後は1%を超える水準になるという。
同様にSwedbank(旧ハンサバンク)もリスクマージンを開示してはいないが、平均ローン金利を4.9%から5.34%にまで引き上げている。