Baltic State : ロシアとは一線を!(エストニア)
経済ニュースBBNによると、Toomas Hendrik Ilves大統領とAndrus Ansip首相が経済政策の一環としてロシアとのビジネスが減少していくことを奨励する発言を繰り返している。
同首相は、北京オリンピックで北京に滞在している際に中国の温首相との会談を行い、タリン港(Port of Tallinn)のターミナル拡大開発協力でロシアからのビジネスには期待しないようにと先方に伝えていたという。
同首相が意図していたところは定かではないが、一部では同ターミナル開発から中国が手を引くことを望んでいるかのような発言であったとの声も上がっており、エストニア政府の意図するところが不明瞭となっている。
実際にタリン港が扱うロシアの中間貿易事業はかなり大きくその取扱量を減らしており、いつまでロシアビジネスがエストニアを必要とするのかは極めて不確かであると言わざる得ない状態となっている。