Baltic State : エストニア中央銀行、09年度経済見通しを超悲観!(エストニア)
エストニア中央銀行が発表した短観によると、来年度の経済見通しをとても悲観的に見ていることが分った。
同中央銀行では、来年度のGDP成長率は2.6%成長、そしてインフレ率を6%程度を予測した。
この水準は財務省が発表している経済予測よりも更に悪化したものとなっている。
経済環境の悪化はこれから更に酷くなると見られ、輸出は減少し輸入増に転ずることで経常赤字は更に増加すると見られる。ただし、この所の原油価格の下落などが光熱費の引き下げに繋がり、インフレ率は改善の兆しを見せるなどの期待感は高まっている。
しかしながら、先行きの予測を発表した大手銀行SEBでは、来年度のGDPは2.2%成長にまで低下するとして中央銀行の予測を更に割るという予測を立てている。
世界的な金融危機の不透明感が続く限り、国内の経済環境は改善は望めないという。