Baltic State : 年金給付も7月までが限界?!(エストニア)
経済ニュースBBNによると、Andrus Ansip首相がこの7月以降は一部の年金給付が凍結されることになると語ったという。
同首相は、元々はこの5月を想定していたものだが、給付凍結は避けられず、現連合政権政党すべてが合意せざる得ないと述べている。
懸念材料は、一旦、年金給付を止めてしまった場合、その後、休止分、どうやって補うかという点とされている。
しかしながら、ラトビアもリトアニアも既に年金支給額を縮小すること決めており、エストニアもそれに習わざる得ないところまで追い遣られている。
同首相は、もし年金資金に手をつけなければ、何らかの形で融資を依頼せざる得なくなり、現在の金融市場を踏まえると、選択肢はないと現状を説明している。
現状で実際に海外で融資を模索するとすれば、可能性があるのはIMFなどの機関しかなく、最悪、エストニアの財政危機が取り上げられてしまう懸念が表面化してしまう。