Baltic State : 年金受給年齢を2026年に65歳まで引き上げ(エストニア)
エストニア政府は国会に年金受給年齢を2026年に65歳にまで引き上げる法案を承認するように要請している。
年金受給年齢の引き上げは、受給年金が今よりも減額されないようにするためには受給年齢を引き上げざる得ないといった背景があり、少子化による就労者不足による積立不足の拡大が大きな懸念材料となっている。
社会省による試算によると、50年後には就労者数は今よりも28万4000人も少なくなり、年金を支える若者が激減することが明らかになっている。
現在の年金システムのまま65歳で年金受給年齢とした場合、4人で1人の年金受給者を支えることが出来ているが、2030年にはそれが3人に1人となり、50年後となると1.8人に1人が年金を支える計算になる。