LETAによると、EU加盟国が金融機関が破綻した場合、最大で5万ユーロまで預貯金を補償するといったペイオフを実施したことを受けて、EU加盟国であるラトビアでも他EU諸国同様に最大で5万ユーロまで預金者の預貯金を補償することになった。
今回の決定は、政治的判断によるもので預金保護により市民の混乱を避けることが目的とされている。
BNSによると、エストニアでこの所強盗が多発しているいう。この7日にもカジノが襲われこの数ヶ月間でカジノを襲う強盗が頻発している。
カジノを襲う強盗はマスクをし、手にはハンドガンを握り締めカジノに入ってくるといい、7日もムスタマエのカジノに早朝の5時12分押し入り、1000ユーロ強を強奪していった。
この数ヶ月間にエストニア全土で20件近いカジノ強盗が発生しているが、殆ど逮捕までには至っておらず警察も頭を抱えている。
武装した強盗は、一旦逮捕されれば、エストニアでは最大15年間の服役が言い渡される。
経済ニュースBBNによると、不動産ビジネスで財を成した大富豪Raimonds Štalbergsa氏が負債を清算するために所有する不動産を全てSwedbankに引き渡すという。
負債の担保に取られるのはリガの住宅と1530平米の土地、5件の建物などとなっている。
これまでに同氏は所有する不動産の売却を試みていたが、買い手が見つからず、破産せざる得なくなっていた。
全ての不動産を売却出来たとしても37万8200ラッツ(約7337万円)にしかならず、負債全てを清算するにはまだ足りないという。
経済ニュースBBNによると、平均的な住宅販売期間がマンションで175日、一軒屋で198日かかっているという。
昨年の春頃までは平均30日で住宅がはけていたが今では半年以上は覚悟しないと売れない状況にまで不動産購入が控えられている。
住宅販売サイトCity24では、2年前に2万1250戸もの住宅が販売されていたが、今では倍以上となる4万5000戸にまで拡大している。
売り物件が増えれば増えるほど、販売期間は延びざる得なく、伸びた分、住宅価格も値下げせざる得ない状態になっている。
大手銀行のSEB ABが米ブルームバーグとのインタビューでラトビアとエストニアのGDP成長率の悲観論を述べている。
同行はラトビアのGDP成長率は今年0.5%まで低下し、09年度も2.2%に留まる見通しで、エストニアも同様に今年度が1.5%、来年度は2.2%成長だとこれまで以上の悲観的成長率を示唆している。
唯一、経済減速が緩いリトアニアだけは、今年度が5.5%、そして09年度になって2%成長にまで減速すると予測している。