エストニア人が創業した求職サイトCV-Onlineが今後数か月で新たな株主を迎えることになるようだ。
地元紙Eesti Päevalehtで売却を仲介する投資銀行Gild Bankersがフィンランドの巨大メディアAlma Mediaが同社を買収することで話を纏めている最中だと報じている。
投資銀行のTarmo Jüristo氏は、買収に興味を示している企業は、既に買収の詳細に目を通しており、興味を引いていると述べている。
もし実際に売却が決まれば、市場価値から行って売却額は3億クローン(約31億2000万円)に上ると見られている。
現在、Alma Mediaは、エストニアで最大手の不動産サイトCity24と乗用車販売サイトMotors 24を運営している。
エストニア統計局によると、08年第2四半期の不動産取引件数が9800件に留まり、昨年同期比で実に3割減となった。
年初の最悪期との比較では、取引件数自体は10%の増加となっている。
第2四半期の取引高は100億クローン(約1040億円)に上ったが、昨年同期からは43%も減少している。経済成長の減速や金利の上昇、不動産購入者の数が激減したことなどを受けて取引件数も金額も大幅減となった。
リトアニア統計局によると、08年8月期のインフレ率が依然二ケタ台を維持し、10.3%となる見通しだと示唆している。
インフレ率は、若干ではあるが、これで2ヶ月連続で低下することが期待される。インフレの改善は、原油価格の低下によるところが大きい。
スカンジナビア航空(SAS)がより取得が容易だと見られるエストニア航空の株式を全て買い取る意思があることを強調している。
ラトビアのairBalticの買収を諦めた同社は、改めて隣国のエストニア航空を買収のターゲットとした。
経済ニュースBBNによると、全株取得を諦めたairBalticに替わり、政府保有株を放出する意思を示しているエストニア航空を買収のターゲットとしているという。
airBaltic株を売却すれば、多額の買収資金を得ることになり、財政的にエストニア航空の買収はより確かなもとなる。
エストニア失業保険基金がこの6ヶ月間に支払った保険金が昨年1年間の支出総額を上回った。
地元紙アリパエブによると、今年半年の支払総額2600万クローン(約2億7000万円)に対し、昨年に支払われた保険金総額は2300万クローン(約2億3920万円)であった。