米ブルームバーグによると、穀物企業Agrowill Groupが株式公開により3390万リタス(約16億円)を市場から調達し、調達資金は今後新たな乳牛などの購入に充てるという。
同社はこれまでにIPOでは3050万リタス(約14億2000万円)の調達を目指していた。
今回IPOにあてた株式総数は670万株で一株を5リタス(約232,5円)で売り出している。当初の売り出し値は4.5〜5.5リタスが予測されていた。
同社の収益詳細は、45%が牛乳の生産で、41%が穀物や菜種の生産などとなっている。
経済ニュースBBNによると、エストニア銀行組合の役員会がこの5月2日からネット送金での送金上限を5000クローン(5万円強)とすることで承認されたという。
今回の上限の厳格化は、ネット送金の安全性を高めることを目的に設定されている。
送金上限の変更は5月2日から施行されることになり、カード式パスワード利用者に適応されることになる。
ピンコード機器、モバイルID、IDカードの利用者は適用外となる。
経済ニュースBBNによると、小売大手のRimiが今期の売り上げ増を狙って『Tudish Piip!』と銘打ったバーゲンを2日に始めるという。
目標売上高は4割増を目指している。
今回のバーゲンは、これまで開催してきたバーゲン『Mammoth Days』に代わるものだという。
ラトビアのLETAによると、4月1日から電力会社Latvenergoが新たな料金プランに従い、平均で37.6%の値上げに踏み切った。
この2月に同社が申請していた値上げ案を市政委員会が承認している。
これにより電気代金は住宅向けで現在の0.051ラト/メガワット/時間が0.071ラト/メガワット/時間へと値上げされた。VATを含めると実に39.1%の値上げとなる。
地元紙Postimeesによると、エストニアの所得水準は欧州の富裕諸国と比較するとまだまだ距離があるという。
人口一人当たりのGDPはエストニアは1万1600ユーロで、欧州では第23位であった。06年度と比較すると1800ユーロ増加している。
欧州で最も所得水準が高かったのはルクセンブルグの7万7300ユーロで、エストニアの7倍も高い水準となった。
エストニアのAndrus Ansip首相は、これまでにエストニアの一人当たりGDPを欧州の富裕諸国水準にまで引き上げることが目標と示唆している。