エストニアの大手不動産開発会社Q Varaがエストニアとラトビアの従業員12人を経費削減を理由に解雇したことを発表した。
同社のAlo Lillepea会長によると、今回の決定により年間1200万クローン(約1億2500万円)の支出を抑えることが出来るという。同社は現在両国で約40人の社員を抱えている。
同時に同会長は、将来的に更なる解雇を行うかについては、決めてはいないが更なる解雇もあると答えている。
同社はこの11月にブルガリアの傘下企業EOOD Q Deltaの株式20%を200万ユーロで売却している。同社はこれまでにソフィアで従事しているプロジェクトの販売から600万ユーロ近い売上を得ており、収益と株式売却益を債務返済にあてることを決めている。
このクリスマスにリトアニア市民等がGDPの1%強を費やすらしい。
支出調査を行ったVeidasによると、今年のGDPは1000億リタス(約4兆5000億円)に達し、市民等は食料品に4億6000万リタス(約207億円)、娯楽に4億600万リタス(約182億7000万円)、そしてプレゼントに3億7800万リタス(約170億円)にクリスマスに消費するという。
ほぼ国民の半数となる41%が親族等にクリスマスの1〜2週間前にプレゼントを購入するという。購入するプレゼントは50リタス(約2250円)とする市民は36%に上り、50〜100リタス(約4500円)というのが20%、そして100〜300リタス(約1万3500円)が25%という構成となっている。
特別査察サービス(Special Investigation Service)が行った調査によると、個人、法人共に賄賂を渡すと物事が上手く進むと信じているという。
詳細を見ると、最も腐敗しているとされたのが医療で、個人の62.7%、法人の48.6%が医者や医療関連の専門家にお金を渡す機会が最も多いとされる。
次に警官の汚職が酷いとされ、個人55.2%、法人45.2%が警察の汚職を必要悪だと見なしている。そして政界も同様に汚いと見られており、個人の40.9%、法人の38.9%が政治は腐敗していると感じている。
腐敗に肯定的な声を挙げる多くは、賄賂を渡せば問題解決が早いと考えており、8割近い人々が賄賂の力を認識している。
SIA Willbrook Managementがリガの中央駅近郊に1億5500万ラト(約365億円)を投じ、新たな住宅開発を行うことを発表した。
不動産開発は、Lacplesa通り、Birznieks-Upisa通り、Visvalza通りに跨る地区で行われ、敷地面積は15万2000平米に達する予定。
計画では、商業スペースを隣接した何棟ものマンション群とホテル、オフィスビルなどが建設されることになっている。
現在、同社はホテル運営会社とホテルの運営についての協議に入っているという。
順調に建設が進めば完工は2011年になる。
ラトビア人の19%が今後12ヶ月間に経済が改善されると期待を寄せているとユーロバロメーター(Eurobarometer)の調査で判明した。
同調査でバルト3国各国の将来経済への期待度の高さが明らかになっている。エストニアとリトアニアの両国では国民の29%が今後12ヶ月間に経済環境は好転すると期待しているという。
EU全体では、06年秋調査では20%が経済が好転すると答えたが、今回は15%に留まり、35%が悪化すると悲観的な声が強くなっている。