ラトビアのカーゴ取り扱い高が年初からの9ヶ月間に25.7%増加している。
1-9月期のカーゴ取扱量は580万トンに上り、前年同期比で25.7%増となった。主に取り扱われたカーゴはバラ積み船となっている。
取扱商品は、原油が最大で、前年同期比36%増の80万トンを積載している。そのほかでは建設資材が29.5%増加した一方で、砂糖の取扱量が38.4%も激減している。
スウェーデンの大手銀行の一つでバルト3国で最大のシェアを誇示するSkandinaviska Enskilda Banken(SEB)の株価が先週半ば辺りから年初来安値を更新している。
株価下落の理由は、バルト3国に拡がるクレジット懸念を嫌気した形となっている。
実際にSEBの収益構造は、20%がバルト3国から計上されている。26日の同行の株価は2.38%値下がり184.5SEKで引けている。
一方で、SEBの第3四半期の営業収益は37億700万SEKのアナリスト予測を上回り、37億2600万SEKを計上している。
スペインの不動産会社MRI Overseas Propertiesが本社のあるマルベラ(Marbella)で働く要員としてエストニアから電話営業をする営業マン150名を採用しようと躍起になっている。
地元紙アリパエブによると、同社はタリン大学で社員募集の広告を掲げ、就職条件として英語と電話営業スキルを求めている。
雇用契約では、最短で6ヶ月の勤務となっている。MRI Overseas Propertiesは、スペイン、キプロス、アメリカ、ブルガリア、トルコなどで超高級不動産を取り扱っている。
07年5月1日以降、エストニアを介した中継貿易が停滞したことを受けて、鉄道輸送が急激に減っている。
エストニア統計局によると、5-9月期の輸送量は880万トンとなり、前年同期から41%減となる610万トンも減少した事になる。
今年は、年初から4月までの間は、月平均400万トン強の取り扱いがあったが、5月以降、300万トンを上回る月が皆無となっている。9月の輸送量も220万トンに留まり、昨年の3分の1になっている。
鉄道輸送の急減は、ロシアとの関係悪化に端を発しており、両国の関係改善がない限り、今後も尻貧となることは確実となっている。
輸送商品の大半は、石油関連商品となており、全体の75%を占めている。
エストニア最大の客船会社Tallink Groupが06年/07年度の決算を発表し、純利益は10億5000万クローン(約110億2500万円)となったことが明らかになった。
同社の売上高は88%増の120億クローン(約1260億円)となった一方で、収益に結び付けることが出来なかった。昨季の決算では、売上高63億クローン(約661億5000万円)に対し、14億クローン(約147億円)の収益を計上していた。
この1年間に同社は680万人の乗船客があり、前年期比で63%増となっていた。