中堅のRietumu Bankが今年1−9月期に2700万ラト(約62億1000万円)の収益を計上している。同行は、昨年通年で2960万ラト(約68億円)の利益を計上し、05年期比で16%の増加であった。
今期については、昨年同期比で既に41%増を記録となっている。9月単独でも200万ラト(約4億600万円)の収益を上げている。
同行の資本総額は10億ラト(約230億円)に上り、融資残高は57%増の5億4500万ラト(約125億3500万円)に達している。
Rietumu Bankの大株主は、ラトビア人の個人とマルタ籍のBoswell International Consulting Limitedと登記されている。
ウクライナ人の億万長者であるDmitri Firtash氏がエストニア北東部でアンモニア生産の事業を行っているNitrofertが自身が経営していることを始めて認めている。
露紙プラウダ氏によると、Firtash氏は長らく同社が自身の経営であることを明らかにしてこなかったことを認め、Nitrofertがエストニア北東部のコフトラ−ヤルベに生産拠点を持ち、従業員450人を抱えている大企業であることを伝えている。Nitrofertの直接の株主はGroup DFで、同社もFirtash氏の経営である。
Firtash氏の資産総額は、20億ドルから25億ドル規模とされ、ウクライナでもトップ10に数えられる大富豪である。
また、同氏はオデッサ港施設の入札に応札しており、競売は最低5億ドルからとされている。同氏の応札は、Nitrofertが行っている。
Nitrofertは、巨大露産天然ガスの消費者であり、且つ、露ガスプロムの協同経営となっている。
エストニアの最大カジノであるオリンピック・エンターテイメント(Olympic Entertainment Group)が株式公開、1周年記念を祝っている。
株価は、昨日80.58クローンで引けており、IPO時の36.5クローンから1年でほぼ121%の値上がりとなった。
この9月26にはワルシャワ証券取引所にも株式を公開しており、経営戦略としてバルト3国だけではなく、中東欧にも積極的に進出を進めている。
既に進出している先は、エストニア、ラトビア、リトニア、ベラルーシ、ウクライナ、ルーマニア、ポーランドで、現在、スロバキアに子会社を立ち上げたところである。
リトアニアの中堅最大手銀行Snoras Groupが07年1−9月期の収益が前年同期比−8.8%となる4482万3000リタス(約20億1700万円)に留まったことを発表した。
昨年同期の収益は4915万7000リタス(約22億1200万円)であった。収益減に嫌気して同行の株価は売り圧力にさらされている。
週明けの寄付き株価は5リタス弱であったものが、23日寄り付では4.52リタスまで値下がりしている。
ラトビアの牛乳メーカー等によると、ポーランドやドイツからラトビア産の生乳の購入に興味があるという問合せが殺到しているという。
これまでは、ラトビアの生乳の購入に積極的であったのはリトアニアだけで、今後は大きく輸出先が拡がることになるかもしれない。
ポーランドでは、リトアニア産の牛乳の購入が困難になり始めていることから、新たな購入先の模索先としてラトビアに焦点をあてている。
酪農会社DzintariのAndrejs Karklis代表は、外国企業の入札額は満足のいく価格帯であり、地元の酪農会社はより高額な買取価格を酪農家へ提案出来るようになると歓迎している。