家具メーカーVilniaus Baldaiの07年1-8月期の純利益が295万2000リタスとなり、前同期比で7.13倍を記録した。
8月の同社の収益は72万8000リタスであった。昨年同月には3万7000リタスの赤字を出している。
利益を嵩上げした要因は、7月に子会社Langasaがヴィルニスにもつ1700平米の不動産を売却し、144万リタスの収益を計上したことが大きく寄与している。
また、8月に発表した07年度の収益予測も当初の50万リタスから350万リタスへと上方修正されており、売上高も1億3950万リタスから1億5800万リタスへと引き上げられている。
昨年の同社の決算報告では、532万リタスの赤字が計上されている。
秘密裏に売却が決まったお菓子メーカーカレフ(AS Kalev)の株式売買がカレフの依頼でタリン証券取引所はその売買を停止する処置を施している。
カレフ株は21日から24日までの期間、取引が停止される。
カレフによると、株式停止の申請は全ての株式への平等な措置を講ずるためのものであると説明している。
しかしながら、これまでに株式の売却が完全に秘密裏に進められてきたことを踏まえて、証券取引所では臨時株主総会で議題に売却話が全く盛られず、閉会寸前で売却話を承認させたことは証券取引規則に反していると同社の売却課程について警告を発している。
カレフの売却先は投資会社Alta Capital Partnersで、同社は主に不動産やメディアへ投資を行っている。
国内最大のお菓子メーカー カレフ(Kalev)と同じく国内最大の酪農メーカー テレ(Tere)が共に投資会社Alta Capital Partnersに秘密裏に売却されたことが明らかになった。
両社の大株主Oliver Kruuda氏、Heino Priimagi氏、Aare Annus氏は、保有株を8億8000万クローンで売却したことを認めている。実際の取引額は、売却額から取引手数料などいくつかの手数料合計3億5000万クローンを差し引いた金額となる。
カレフでは、今回の株式売却により、約3億クローンの臨時収益を計上できると試算している。実際に投資会社からカレフへは5億3000万クローンが振り込まれることになる。
リトアニアの証券取引委員会がスイス企業Strategic Partners Portfolio Managementがリトアニアで活動する一切の免許を取得せずに活動していることから、同社との取引に関して投資家等へ気をつけるように警鐘を鳴らしている。
同証券取引委員会によると、Strategic Partners Portfolio Managementは国内の投資家等へ電話営業で営業活動を行っているという。
証券委員会は、同社は国内の如何なる投資サービスを行う上での一切の免許取得申請も行っておらず、同社が実際にスイスで同様の免許を取得しているか否かさえも疑わしいと投資家等へ営業電話への対応に気をつけるように訴えている。
裁判所がポーランドの石油会社PKN Orlenが買収したマゼイキウ・ナフタ(Mazeikiu Nafta)の浮遊株を株主等から買い取ることを19日承認したことを明らかにした。
PKN Orlenでは、株式取得へ6%ほどのプリミアムを載せた1株10.25リタスで買い取るという。先週末の終値は9.65リタスであった。
株式の100%取得が終わり次第、PKN Orlenではマゼイキウの上場廃止を申請するという。現在、マゼイキウ株の取引は停止されている。