ロシアの石油パイプライン会社トランスネフチがリトアニアへと繋がるドゥルジュバ・パイプライン(Druzhba Pipeline )の改修には今後も18ヶ月間は掛かる見通しだと示唆している。
これに従うと、同パイプラインは2009年まで再開されないことになる。
多くの石油トレーダーでは、今回の改修期間の延長はリトアニア政府がマゼイキウナフタをポーランドのPKN Orlenへ売却したことへの見せしめとの声も挙がっている。
国際労働機関(ILO)によると、バルト3国出身者は東欧で最も生産性が高いという。
バルト3国の詳細は、エストニアが人口一人が産出す付加価値は4万3232ドルあり、ラトビアの2万8650ドル、リトアニアの2万4877ドルを大きく上回った。
その他では、スロバキアが2万8209ドルあり、バルト3国同様の高水準にある。因みに中東欧の優と呼ばれる諸国では、ポーランド(2万3667ドル)、ハンガリー(2万3788ドル)、チェコ(2万3452ドル)などとなっており、新規加盟組みではブルガリアが1万6218ドル、ルーマニア1万196ドルとなっている。
また世界を見渡すと、最高はアメリカの6万3885ドルで、次いでアイルランド5万5986ドル、ルクセンブルグ5万5641ドル、ベルギー5万5235ドル、フランス5万4609ドルなどと続く。
07年度の7ヶ月間にラトビアのビジネスバンク(Latvijas Biznesa Banka)では資産総額が倍増となる1億560万ラトを記録した。
最大の伸びを記録したのはこの7月で、4150万ラトも1ヶ月で増加している。これにより同行の資産残高は、ラトビア国内、第17位となり、市場シェアは0.5%ということになる。
この7ヶ月間に同行では預かり預金が2.7倍増となる7750万ラトに達し、預かり預金シェアも国内15位の0.9%にまで伸ばした。年初では国内第19位であった。
収益額は既に280万ラトに達しており、昨年1年間の総収益と同額を年初からの7ヶ月間で達成している。
旅客船会社タリンクが今度はタクシービジネスを始める為に同社の大株主Ain Hanschmidt氏、Enn Pant氏、Kalev Jarvelill氏の3氏が新たに新会社を立ち上げたと発表した。
新会社名はTallink Taksoで、08年早々にもサービスを提供していくという。
タリンクでは、タリン市内のタクシー台数は大変少なく、高サービスを提供するより多くのタクシーが必要だと新事業進出理由を挙げている。
同社では、サービス立ち上げ時に最大100車のタクシーを準備することを目標にしている。
07年第2四半期のエストニア人の平均所得は月1万1500クローンでラトビアの8741クローン、リトアニアの8278クローンを約3割近く上回っている。
ただし、賃金上昇が最も著しいのはラトビアでこの1年で賃金は33%も上昇している。エストニアの賃金水準はこの1年で21.2%上昇し、同様にリトアニアでは20.2%の上昇している。
エストニアの高所得の背景は、エストニアがラトビア、リトアニアと比べて経済成長が期間も規模も大きかったことにある。
因みに2000年〜2006年までの平均GDP成長率は、エストニアで9.1%で、ラトビアの8.8%、リトアニアの7.2%を上回っている。