自動車ローンや住宅ローン残高が消費者ローンの増加と共に伸び続けている。
国内の銀行では、今後も国内の融資市場が拡大していくことを予見しており、特に住宅ローン、自動車ローン、クレジットカードなどの分野が有望だと見ている。
融資市場は、今年年末までに250億ドルの拡大が予測されており、最終的に市場規模は1100億ドルに達すると見られている。アルファバンクのリテールを率いるAlexei Marei氏によると、ロシアの融資市場は昨年80%以上拡大し、870億ドルに達したという。
Marei氏は、今後1〜2年は融資市場は急速に拡大し、一方で一部分野で縮小が始まると分析する。
アルファバンクの融資比率は、40%が個人向けで、10%がクレジットカード、25%が自動車ローン、20%近くが消費者ローン、そして残りが住宅ローンなどとなっている。
株式公開を果たしたアルコバラ(Arco Vara)の初日株価は、取引開始直後からIPO価格を下回る結果となった。
21日の取引は、345件の売買が成立し、取引高は1億1700万クローンとなった。
IPOでは、1株38クローン(2.43ユーロ)とされた同社株の初日終値は、37クローン(2.37ユーロ)で、IPO価格からは2.5%下回った。
エストニアの人口一人当たりの購買力はポルトガルのそれを上回っているという。
CIA(Central Intelligence Agency)の最新版Fact Bookによると、エストニアの購買力は世界第55位となる2万300ドルに達し、ポルトガルの1万9800ドルを上回っている。
ラトビアの購買力は、世界第64位で1万6000ドル、そしてリトアニアは同66位の1万5300ドルとなっている。
周辺国では、フィンランドは第21位の3万3700ドル、スウェーデンは第25位の3万2200ドル、そしてロシアは世界第82位の1万2200ドルだという。
新規EUメンバーでは、スロベニアが世界48位と健闘し、続いてチェコ同51位、マルタ同54位などとエストニアを上回っている。
因みに世界最高は、ルクセンブルグの7万1400ドルとエストニアの3.5倍となっている。
インフレが続く中、航空会社airBalticのチケット代は2002年以降にほぼ50%近く値下がりしている。
同社のBertolt Flick代表は、競合が値上げし始めている中、チケット価格の引き下げと搭乗客の増加の両方を成功させたことに満足していると述べている。
しかしながら、この数年は燃料価格の高騰などもあり運営経費は2.6倍も増加しており、チケット引き下げが収益の足を引く状態は継続していくと見られている。
来年からラトビアの最低賃金が現在の120ラトから160ラトへ引き上げられるとAigars Kalvitis首相が言明している。
同首相は、テレビインタビューの中で、最低賃金の引上げと、税控除額を80ラトまで引き上げることを示唆した。
同首相は、最低賃金の引き上げはインフレを助長するとの声がるが、闇経済の撲滅はインフレよりも重要であると最低賃金の引き上げへの理解を求めている。